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2021 年度 研究成果報告書

Field changeの網羅的遺伝子発現解析による膀胱癌再発メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18139
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

林 裕次郎  大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (20804412)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード遺伝子変異 / 膀胱癌 / 発癌 / field change
研究成果の概要

膀胱癌では病理学的に悪性所見のない粘膜にfield changeとしてdriver変異が存在し、腫瘍再発や膀胱癌発生と関連する可能性が高いと報告されているが、field changeの分子生物学的メカニズムは解明されていない。そこで本研究では膀胱正常粘膜の網羅的遺伝子変異解析を行い、膀胱癌再発メカニズムの解明を目指した。
膀胱癌患者から採取した膀胱正常粘膜を遺伝子変異解析を行うと、TERT promoter、FGFR3、CDKN2A変異を認め、正常尿路上皮で同定されたこれらの変異はすべて、膀胱癌のゲノム進化におけるドライバー変異である可能性が高いと考えられた。

自由記述の分野

泌尿器癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで明らかになっていなかった筋層非浸潤性膀胱癌の腫瘍形成に関わる遺伝子変異を同定できた。筋層非浸潤性膀胱癌と筋層浸潤性膀胱癌では異なる遺伝子プロファイルを持つ可能性が示唆され、治療法を考える上で異なるアプローチが必要となる可能性が示唆され、社会的意義は大きいと考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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