研究課題/領域番号 |
20K18154
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
大石 舞香 弘前大学, 医学研究科, 助教 (00748791)
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研究期間 (年度) |
2020-02-01 – 2025-03-31
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キーワード | エクオール / 生活習慣病 / 女性の健康 |
研究実績の概要 |
弘前大学で行っている、一般住民を対象とした大規模健康増進プロジェクトである岩木健康増進プロジェクトで調査を予定している。具体的には以下の項目を調査予定である。 健診参加者へ問診より既往歴、現病歴、服薬状況、喫煙、飲酒や運動習慣、労働環境などの生活習慣・妊娠分娩歴、月経歴、閉経の有無、更年期症状の有無等、食事調査など、身長、体重、体脂肪率、BMI、ウエスト・ヒップ比、腹囲、内臓脂肪、下腿周囲径、上腕周囲径などの身体計測、血圧、四肢血圧測定(Pulse Wave Velocity 脈波電波速度)、心電図検査、各種血液検査(末梢血、肝機能、腎機能、糖代謝関連項目、動脈硬化関連項目、脂質代謝項目、骨粗鬆症関連項目、抗酸化関連項目、LH、FSH、E2、P、PRL、Tなどの性ホルモンを含む、抗ミュラー管ホルモンAMHなど)、尿検査、便検査、橈骨遠位端での骨密度検査・腸内細菌の検査・口腔内や嗅覚の状態の調査、体力測定(握力、長座体前屈、ペグボード、全身反応時間、脚伸展・屈曲筋力、歩行能力テスト、重心動揺検査、スパイロメーター)、ロコモ25を用いたロコモティブシンドローム、認知機能検査(MMSE、簡易認知機能スケール)・尿検査にて尿中のエクオール、ダイゼイン、グリシテイン、ゲニステインの測定を行い、エクオール産生者を調査する。 上記により得られた結果について、エクオール産生能と食生活、生活習慣、腸内細菌との関連性、性ホルモンとの関連性、エクオールと生活習慣病との関連性について解析を行う。 2020年度は過去3年分の岩木プロジェクトで採取した尿検体のエクオール産生能を判定し、データ整理を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID19の影響で2020年度は岩木健康増進プロジェクトが規模縮小での開催となったため。本年度も過去に比較し規模縮小での開催予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度も岩木健康増進プロジェクトでの疫学調査を予定していたが、COVID19の影響で規模縮小予定であるため、過去に岩木健康増進プロジェクトに参加した方のデータ、検体を用いてエクオール産生能の測定を行う。 データ収集が終わり次第、統計解析を行う予定。
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次年度使用額が生じた理由 |
育児休暇取得のため研究再開が半年遅れたため。次年度以降に研究に必要な物品費等を当初の予定通り使用予定である。
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