子宮体部類内膜癌についてFoxp4とAndrogen receptor (AR)の発現を検討したところ、Foxp4強陽性群、AR発現弱陽性群で予後不良であることが判明した。またヒト子宮内膜癌細胞株を用いた実験では、Foxp4は細胞増殖や足場非依存性増殖を促進させる可能性があることが示唆された。さらにAR発現ヒト子宮体癌細胞株を作成しDHTを投与すると、Foxp4の発現量が低下し、細胞増殖も抑制されることが判明した。これらの結果から子宮体部類内膜癌においてFoxp4が増悪化に関わり、さらにアンドロゲンがその制御に関わっている可能性が強く示唆され、マウスを用いた実験でもそれが裏付けられた。
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