• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

子宮内膜異型増殖症を発生母地とした類内膜腺癌の新規病態発生機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K18194
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

岡田 匡氷  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (30867453)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードタイト結合 / シグナル伝達 / claudin
研究成果の概要

子宮体癌は類内膜腺癌や漿液性腺癌などの様々なタイプがあり、類内膜腺癌は子宮体癌の80%以上を占める組織型である。類内膜腺癌は、癌細胞の増殖に密接な関与がみられるリーキー型タイト結合分子claudin-2を高発現し、子宮内膜異型増殖症を発生母地として考えられている。
本研究ではclaudin-2の高発現調節機構の解析を行い、子宮内膜異型増殖症から類内膜癌への発癌過程を解明し、また治療ターゲットとしての可能性を示唆した。

自由記述の分野

産婦人科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、リーキータイプのタイトジャンクションタンパク質であるCLDN-2の過剰発現が、ヒト子宮内膜腺癌の悪性化に密接に寄与していることを初めて明らかにした。またこのダウンレギュレーションが上皮のバリアを上昇させ、子宮内膜がん細胞の細胞増殖だけでなく、細胞移動や細胞浸潤も抑制し、新規治療薬の標的になりうることが示された。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi