まずタイムラプスイメージングによって得られた胚画像を、Attention Branch Networkを用いてディープラーニングさせ、生児獲得可否を予測する人工知能(AI)を作成した。作成したAIが算出した成功予測値は、生児獲得の予測に有用であると考えられた。 以上の研究成果で得られた手法をもとに、染色体解析を行い染色体異数性の有無が判明している胚の画像をAIに学習させ、染色体異数性の有無を分類するAIの作成を試みた。データセットの選別やデータ拡張を行い精度の向上を目指したが、実用性があるモデルの作成には至らなかった。染色体異数性を胚画像から識別することは、非常に困難であると考えられた。
|