今年度は昨年度に引き続き、論文作成を進める一方で、昨年度から実施している追加実験に着手し完了した。また、関連学会に参加して情報収集に努めた。 これまでの研究から、FSHに抵抗性を示す高齢マウスの卵巣刺激にCNPが有効であるデータが確認できている。そこで昨年度から追加実験として、CNPがどのようなメカニズムで卵胞発育に関与するのか明らかにするため顆粒膜細胞株を用いた添加実験を引き続き実施した。CNPを添加することで発現が増減する卵胞発育に関連する因子を解析。特定の因子が細胞増殖を介して卵胞発育に関与している可能性を示すデータを得る事ができた。これらの解析データを追加して論文作成を進めた。論文の投稿には至らなかったが、近いうちに投稿できる状態である。
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