研究課題/領域番号 |
20K18209
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
東 裕福 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 周産期・母性診療センター, 医員 (60772936)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 双胎妊娠 / メンタルヘルス / 母児愛着形成 / 行動発達 / 前向きコホート研究 |
研究実績の概要 |
本研究は双胎妊娠における母のメンタル状態および母児愛着形成と児の認知・行動発達との関係を妊娠初期から生後3年間(子が3歳になるまで)の期間において調査する前向きコホート研究であり、2020年の研究開始当初より必要物品の購入や、双胎妊娠症例の研究への参加登録が開始された。 双胎妊娠症例の研究参加登録は研究計画で想定していた100例/年よりもやや少ないものの、症例集積はおおむね順調であり、現在までに約40例が参加登録となっている。また現時点で研究参加脱落者はいない。 ここ数年間の当施設で取り扱っている双胎妊娠の症例数を考慮すれば、引き続き研究参加へのお願いを行っていくことで、残りの研究期間内に目標症例数である300例を達成できるものと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
双胎妊娠症例の研究参加登録は比較的順調に進んでおり、現時点で研究脱落者はいないため。
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今後の研究の推進方策 |
双胎を妊娠している妊婦に対し、引き続き研究参加のお願いをしていく。 また現在すでに研究に参加している妊婦に対しても、研究にたいする不安や、疑問点などがあればていねいに説明、対応することで、できるだけ研究参加脱落者が増えないよう努めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究では、研究助成金の大部分が母体のメンタルヘルス状態の評価と、子の発達評価のため評価用紙の購入に充てられる予定である。現時点ではリクルートが開始されて間もなく、ほとんどの症例が妊娠継続中である。よって今後適時において必要物品を購入するに当たり補助金の繰り越し使用が必要である。
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