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2023 年度 研究成果報告書

双胎妊娠における母体メンタルヘルスと児の発達に関する出生コホート研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18209
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関国立研究開発法人国立成育医療研究センター

研究代表者

東 裕福  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 周産期・母性診療センター, 医員 (60772936)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード双胎妊娠 / 母体メンタルヘルス / 母子愛着形成 / 発達 / 自閉症 / 前向きコホート研究
研究成果の概要

本研究では240例が研究参加とり、研究終了時点で分娩している141例の解析を行った。産後うつ病が疑われる(EPDS≧9点)のは21例/141例(14.9%)であり、母児の愛着形成不全の可能性がある(先行研究より、5点以上をカットオフとした)のは13例/141例(9.2%)であった。本研究は現在も追跡調査中であり、現在ふたごのこどもたちの1歳半の発育・発達と母親のメンタル状況について解析中である。今後は3歳での児の発育と発達、自閉症と母親のメンタル状況についても調査を予定している。
ふたごとその母親を妊娠中~3歳まで追跡し、社会的背景を含めたリスク因子を調査して、新規のエビデンスを創出してく。

自由記述の分野

周産期医学、産科、疫学研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、ふたごの妊娠・出産・育児が母親のメンタルヘルスに及ぼす影響だけでなく、それがこども達への愛着形成やこどもの発育および発達へどのように影響するかを調査した研究でありる。周産期分野の研究では短期周的な周産期予後をアウトカムとすることが多く、母子について長期的に追跡した研究は非常に少ない。さらに母親のメンタル状況ー母子の愛着形成ーこどもの発育・発達を複合的に調査した先行研究はない。よって新知見を見いだせる可能性がある。本研究の結果はを母子への支援に応用することで、次世代を担うこどもとその母親の健康の向上に寄与できると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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