研究課題/領域番号 |
20K18213
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉田 光代 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (10833618)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 子宮頸癌 / 放射線療法 / 予後予測 / 免疫応答 |
研究実績の概要 |
子宮頸癌放射線療法による免疫応答を解明するため、研究倫理の整備を行い、子宮頸癌放射線療法を行った患者の経時的検体の収集を開始できる準備を整えた。 また、並行して、子宮頸癌治療開始前、開始後2-4週間、終了時の臨床データ、MRI画像情報、治療効果とともに、末梢血中の好中球数、リンパ球数、炎症関連データ(CRP、Alb、Globulin値)を収集し、現在解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究倫理の整備を行い、子宮頸癌放射線療法を行った患者の経時的検体の収集を開始できる準備を整えることに必要最低限の時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度に収集した臨床データをもとに、末梢血中の好中球数やリンパ球数、炎症関連マーカーと放射線感受性との関連や、治療途中のMRI画像が治療効果予測に関連するかを検討する。 前向きに、患者同意を取得し、子宮頸癌放射線療法を行った患者の経時的検体を収集し、放射線療法に伴う免疫応答の変化と治療効果の関連を検討する。具体的には、治療に伴う局所への好中球浸潤やマクロファージ浸潤との関連を検討する。また、末梢血中のT cell receptor (TCR)の解析をもとに、TCRのdiversityや抗HPV免疫応答の変化を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
21年度で検討できてない内容を深めるため。
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