PSTT患者から採取した腫瘍組織に対して網羅的RNA解析を行い、既存の分子標的治療薬の候補分子を同定した。一方、腫瘍組織のSingle cell全ゲノム解析を行った結果、腫瘍進展に関わるゲノム変化がいくつかピックアップされたため、同部に対するPathway解析などを通じて、癌化ならびに腫瘍進展因子を同定した。 今後、腫瘍細胞の全ゲノム解析から得られたデータから、該当遺伝子のノックアウトまたは症例と同様の変異をCRISPR/Cas9ゲノム編集法でEVT前駆細胞の細胞性栄養膜細胞をh-TERT 導入で不死化したSwan71細胞に順番に導入して癌化を誘導する方針である。
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