研究課題
若手研究
悪性度の高い子宮内膜癌類内膜癌組織では、一次繊毛は減少・短縮していた。またオートファジー選択的基質であるp62/SQSTM1の増加および一次繊毛関連タンパクOFD1の発現増加を認めた。本研究では、子宮内膜および子宮内膜癌組織における一次繊毛を初めて解析した。悪性度の高い子宮内膜癌組織では、一次繊毛の減少およびオートファジー機能不全に伴うOFD1過剰蓄積が、癌細胞の増殖能に関連している可能性を示した。
婦人科腫瘍
細胞周期を制御しているとされる一次繊毛と子宮内膜組織および子宮内膜癌組織との関連を初めて報告した研究である。一次繊毛と腫瘍増殖との関連についてさらなる研究を進めることで、悪性腫瘍の早期診断や新規治療バイオマーカーの開発につながる研究である