研究成果の学術的意義や社会的意義 |
好酸球性副鼻腔炎再燃時の鼻汁分泌を呈する疾患の病態解明が確信できる。好酸球性副鼻腔炎の増悪・再燃の分子メカニズムを世界に先駆けて発信することができる。本研究から、IL-13, IL-17A, TSLPなどの炎症性サイトカイン、鼻上皮細胞のICAM-1や鼻腺細胞のMuc5AC遺伝子の転写因子が新しい創薬のターゲット候補として注目される。鼻汁、鼻閉、後鼻漏、嗅覚障害などの鼻症状、頭痛、頬部痛などに悩み、苦しむ国内の数百万人の患者への大きな福音となり、国民生活の質的向上をもたらす極めて有意義な研究である。
|