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2023 年度 実施状況報告書

嗅覚系再生における末梢-中枢連関 嗅神経から海馬まで

研究課題

研究課題/領域番号 20K18268
研究機関金沢医科大学

研究代表者

中村 有加里  金沢医科大学, 医学部, 助教 (80769117)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード嗅覚障害 / 神経芽細胞 / 嗅上皮 / Rostral Migratory Stream
研究実績の概要

嗅覚を受容し中枢へ伝達する嗅上皮を傷害することによって、中枢(特に嗅球の細胞を新生する経路に関して)の変化がどのように起こるか、また傷害後の時間経過でどのような変化を来たすかを免疫組織学的に評価を行った。
今回嗅覚が一時的に遮断されることで嗅覚中枢の再生に影響を及ぼすことが明らかとなり、経時的にも変化を来たすことが示された。
この結果が、今後認知機能低下への影響について、また嗅覚障害の治療法の一つである嗅覚刺激療法のメカニズム解明に繋がる可能性があり、更なる有効な治療への発見に繋がりうると思われる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究課題に対しての実験を全て行い、課題点は残るものの、データとして確立された本研究課題の内容および結果を、2023年度に論文掲載されることが決定した。

今後の研究の推進方策

今後は今回の結果で課題として残った研究内容を追加実験を行い評価を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

Covid感染流行のために学会への参加が大きく制限されたため、次年度使用額が発生したものと考えられる。
次年度は今回課題として残った研究内容の追加実験ならびに、その研究成果報告および情報収集目的に学会への参加に使用する見込みである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Histological changes in the olfactory bulb and rostral migratory stream due to interruption of olfactory input2024

    • 著者名/発表者名
      Yukari Nakamura
    • 雑誌名

      Auris Nasus Larynx

      巻: 51 ページ: 517-524

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 嗅神経細胞の傷害が嗅球新生細胞の動態に及ぼす影響2023

    • 著者名/発表者名
      中村 有加里
    • 学会等名
      第124回 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 総会・学術講演会
  • [学会発表] 嗅神経変性後の嗅覚中枢の変化2023

    • 著者名/発表者名
      中村 有加里
    • 学会等名
      第40回 耳鼻咽喉科ニューロサイエンス研究会

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公開日: 2024-12-25  

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