研究課題/領域番号 |
20K18270
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
深堀 光緒子 久留米大学, 医学部, 講師 (50529310)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 輪状咽頭筋 / 自律神経 / 食道入口部 |
研究実績の概要 |
予定した研究計画を変更し実施した。 輪状咽頭筋に対する自律神経の関与を検証するため薬理学的試験をおこなった。 [方法] 実験対象であるビーグル犬に対し経口腔的に直達鏡を挿入し食道入口部、輪状咽頭筋の隆起を明視下とするよう咽頭を展開した。輪状咽頭筋の隆起部に双極シート状電極を固定した。交感神経作動薬(フェニレフリン、フェントラミン)、副交感神経作動薬(ネオスチグミン、硫酸アトロピン)を用いて、薬物投与下での輪状咽頭筋運動の観察と表面筋電図を測定した。[結果]交感神経刺激および副交感神経遮断薬投与下では副交感神経刺激薬投与下と比較し大きな活動電位がみられた。また内視鏡検査による輪状咽頭筋運動の観察においても大きな収縮弛緩運動が観察された。交感神経位有意の状態は輪状咽頭筋のダイナミックな運動に関与する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
自身の異動により対象動物を飼育管理している研究施設での動物実験の実施が難しい状況であったことに加え、大型動物を対象としており研究室の欠員(休職)による人員不足も大きく影響したため、本年度は予定した研究計画を変更し一部を実施するに留まった。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画の変更(主に動物実験における手技)を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画に遅れが生じており機器物品の選定や購入が出来なかったため次年度使用額が生じました。研究計画の見直しを行い必要物品の購入に使用します。
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