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2021 年度 実施状況報告書

好酸球性鼻副鼻腔炎の免疫抑制における制御性T細胞と抑制性サイトカインの役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K18278
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

山本 小百合  滋賀医科大学, 医学部, 医員 (10828114)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード好酸球性副鼻腔炎 / 制御性T細胞 / 抑制性サイトカイン / 慢性副鼻腔炎 / TH2サイトカイン / Th2-like Treg
研究実績の概要

好酸球性副鼻腔炎における制御性T細胞、抑制性サイトカインの動態について検討している。好酸球性副鼻腔炎のに鼻粘膜では、制御性T細胞がIL-33受容体ST2を発現しているTh2-like Tregが増加していた。また、抑制性サイトカインIL-10、IL-35の濃度が鼻粘膜内では減少していた。また、鼻茸中のIL-27の濃度も減少していた。TregのサブセットであるTr1も減少していた。好酸球性副鼻腔炎のPBMCにIL-33を添加することで、Th2-like Tregが増加しすることも確認した。
以上の事象から好酸球性副鼻腔炎においては、過剰な免疫反応を抑えるという本来の制御性T細胞の機能は損なわれている可能性が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在は英文誌に投稿中であるため

今後の研究の推進方策

学会活動を行う事
抑制性B細胞の機能についても調査する。

次年度使用額が生じた理由

次年度に追加実験を行う為

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公開日: 2022-12-28  

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