現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ミトコンドリア遺伝子1555A>G変異患者の臨床データ集積と血液採取を施行した。 順天堂医院での遺伝子検査により診断されたミトコンドリア遺伝子1555A>G変異難聴患者より臨床データを分類。本学倫理委員会の承認およびインフォームド・コンセントの後、患者血液を収集した。 iPS細胞の樹立を血液細胞へエピソーマルプラスミドでの遺伝子導入(OCT3/4,SOX2,KLF4,L-MYC,LIN28,p53-shRNA)を行いiPS細胞を樹立。文科省「疾患特異的iPS細胞を用いた難病研究」岡野拠点にて赤松らが確立した手順に準ずる。我々の研究グループが既報したiPS細胞から内耳前駆細胞への分化誘導(Fukunaga, Stem Cell Reports, 2017)とiPS細胞から内耳有毛細胞への分化誘導法(Oshima, Cell, 2010)を改良し、iPS細胞より内耳発達過程の様々な分化度の細胞を作出する。
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