研究課題/領域番号 |
20K18295
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
洲崎 勲夫 昭和大学, 医学部, 講師 (20791370)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | 慢性鼻副鼻腔炎 / 好酸球性鼻副鼻腔炎 / ペリオスチン / 2型炎症 / 喘息 / 好酸球 / 生物学的製剤 |
研究実績の概要 |
好酸球性鼻副鼻腔炎をはじめとした難治性慢性副鼻腔炎の病態背景には、2型炎症が有意とされるエンドタイプが重要な役割を担っていると考えられ、本研究では そのエンドタイプ推定に有用なバイオマーカーを同定することを目的としている。慢性鼻副鼻腔炎患者の鼻副鼻腔組織、血清を用いた炎症関連物質の発現比較検討では、 特定の集団でペリオスチンを含む2型炎症関連物質の発現が高く、治療反応性に伴うマーカーの変化データがえられている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
進行目標としていた患者情報の解析と各種検体よりのペリオスチン発現を測定については、概ね順調に進んでいるが、結果の発表と論文化について、解析・検討に時間を要している。
|
今後の研究の推進方策 |
追加検体の解析、およびデータの集積と統計学的処理を行い、臨床的意義を見出してデータを学会発表や論文執筆へとまとめていく。
|
次年度使用額が生じた理由 |
2023年度までに行った研究では、検体や臨床情報の収集などのステップ比重が高かった。検体の処理や解析にあたり、すでに購入済みの試薬で賄える部分が多 く、結果として実質使用する金額が比較的抑えられる結果であった。残額は2024年度に行う追加実験に必要な物品購入や学会発表・論文作成へ使用する予定である。
|