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2022 年度 研究成果報告書

活性化2型自然リンパ球に発現するCD69の分子機能的役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18329
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

阪本 大樹  関西医科大学, 医学部, 助教 (80809997)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードILC2 / CD69 / 好酸球性副鼻腔炎
研究成果の概要

研究成果の概要(和文):好酸球性副鼻腔炎(Eosinophilic Chronic Rhinosinusitis:ECRS)は、鼻内に炎症 組織として好酸球が高度に浸潤する鼻茸を有し、高頻度に喘息を合併する難治性疾患である。獲得免疫系細胞のみならず、自然免疫系細胞もECRSの疾患の病態形成に大きく寄与していると報告されている。今課題の研究成果 として、ECRS鼻茸組織中で自然免疫系細胞である2型自然リンパ球(ILC2)が血球系活性化マーカーであるCD69を高発現し、ECRS の鼻症状や呼吸器症状の重症度とCD69の発現量が相関することを見出した。

自由記述の分野

好酸球性副鼻腔炎

研究成果の学術的意義や社会的意義

ECRSは難治性の好酸球性炎症性疾患で指定難病となっており、その疾患メカニズムや治療法の解明は現在の最重点課題である。本研究の結果より、血球系の活性化のマーカーとして用いられているCD69は2型自然リンパ球の活性化の指標として有用であり、症状の重症度に強く関連していることがわかった。CD69は過去の報告では、T細胞や好酸球において、活性化マーカーとしてのみならず、炎症抑制や炎症遷延に関与していると報告されている。このCD69を通じて、免疫細胞の活性化のコントロールが可能と考えられ、新しい治療ターゲットとなると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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