• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

黄斑浮腫の病態解明と予後予測因子の同定

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K18333
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

大野 晋治  旭川医科大学, その他, 客員講師 (50571890)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード加齢黄斑変性 / 脈絡膜体積 / OCT Angiography
研究成果の概要

黄斑浮腫を引き起こす主要な疾患である加齢黄斑変性を対象に、OCTとOCT Angiographyを用いて、光線力学的療法前後の脈絡膜の微小循環の変化を新規アルゴリ ズムを用いて評価した。また、治療後1年の追跡調査を行い、光線力学的療法を通常用量で行った群(通常用量群)と半量で行った群(半量群)によって再発率に差 があるかを検討した。 結果として、光線力学的療法により脈絡膜の微小循環が変化し、その変化は治療後1年まで持続することが明らかとなった。また、通常用量群と半量群の再発率 に統計学的な有意差はなかった。上記の知見について学会発表および論文投稿を行った。

自由記述の分野

網脈絡膜循環

研究成果の学術的意義や社会的意義

加齢黄斑変性は黄斑浮腫や出血を繰返し、視機能が低下する疾患である。加齢黄斑変性の治療の中心は抗VEGF薬の硝子体内注射であるが、薬剤は高額で複数回投与が必要なため、経済的・時間的負担が大きい。近年、加齢黄斑変性の病態に脈絡膜が深く関与していることが明らかとなり、脈絡膜に作用する光線力学的療法(PDT)が注目されているが、いまだその治療法は標準化されていない。
本研究の意義は加齢黄斑変性に対してPDTを施行し、OCT Angiographyを用いて網脈絡膜循環の観点からその作用と治療効果を明らかとしたことである。また、複数のプロトコルでPDTを行っており、治療の最適化の一助となるものである。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi