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2022 年度 研究成果報告書

近視進歩における強膜組織の物性変化の定量的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18357
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

ジョン ホヌク  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (90868613)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード近視 / 強膜 / 脈絡膜 / バイオレットライト / ブナゾシン
研究成果の概要

本研究では近視進歩における眼組織の生体物理的特性を時系列に定量評価を行い、眼軸長の伸びとの関係を明らかにすることを目的とする。近視進行および、抑制過程における脈絡膜の特性を非侵襲的に測定した。網膜色素上皮由来のVEGFを欠損させることで脈絡膜が菲薄化され、眼軸長伸長と屈折度の近視化が引き起こされることを報告した。バイオレットライト透過率やブナゾシン点眼が眼軸長および脈絡膜厚の変化を伴う近視の進行に影響を与えることを明らかにした。

自由記述の分野

眼科

研究成果の学術的意義や社会的意義

VEGF欠損マウスから脈絡膜菲薄化が生じた後、眼軸長伸長が見られた。強膜の物性値変化において脈絡膜の厚さ、血流の変化が原因であり、近視進行を予防、予測するためには、強膜の特性より脈絡膜の変化を捉えることが優先する必要があることを示した。VEGFの適切な制御が新たな軸性近視の進行予防と治療法となることが期待できる。
近視進行及び抑制過程において脈絡膜厚の変化との関連性を示した。さらに、脈絡膜厚を維持するバイオレットライト照射、ブナゾシン点眼で近視進行を抑制したことから急増する近視人口に対する予防方法を提案したことに社会的意義をもつ。

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-01-30  

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