被験者の安静時機能的MRIの撮像に向けて各種のドライアイ患者の選定を行い、さらに臨床的に必要なデータの選定、取得を行うなどしていた。この作業を通して実際に撮像を行うのに適切な被験者(ドライアイ患者)を選定していくことを目的としている。実際にはドライアイには様々なサブタイプが存在するため、明確な基準に従ってサブタイプごとのリクルートが可能かどうかを検証していた。また、被験者の背景にある臨床的なデータを確認していくことで、ドライアイのサブタイプごとの違いを明確にすることができるようになってきたと考えている。安静時機能的MRIを撮像したときにサブタイプごとでの差異が明確になる方が臨床的にも意義が高いと考えられるため、被験者の選定、ドライアイをサブタイプごとに分類することが本研究の成否につながると考えられ、その作業を慎重に行っている。また、安静時機能的MRIの撮像についても、適切に脳機能、脳活動を反映したデータが取得されているかについても検証を行っている。これにより、ドライアイ患者の安静時機能的MRIを撮像した際にも問題なく、適切に画像情報、機能情報が取得されているかを確認することが可能になると考えている。 以上、各種サブタイプのドライアイ患者での安静時機能的MRIを撮像する準備を整えている状況であり、被験者の選定、撮像方法の妥当性などを確認できた段階であり、残りの研究期間でメインのデータ取得を行う予定である。
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