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2021 年度 実施状況報告書

網膜細胞死抑制を介した新たな網膜剥離治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K18398
研究機関愛知医科大学

研究代表者

石田 雄一郎  愛知医科大学, 医学部, 助教 (00763905)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード活性化プロテインC / 網膜細胞死抑制 / 網膜剥離
研究実績の概要

本研究では網膜剥離(RD)に伴う網膜細胞死に対して、活性化プロテインC(APC)による網膜細胞保護作用が得られるのか、また効果があった場合はそのメカニズムを明らかにし、様々な疾患を治療できる網膜保護薬としてAPCの効果を確立することを目的としている。
本年度はまず、昨年度難航したRD動物モデル作成を行った。広く用いられているヒアルロン酸ナトリウムの網膜下注射を、予め作成した強膜トンネルから行うことで、理想とする限局的な胞状RDを作成することができた。今後この動物を用いて、APCの硝子体投与による細胞保護効果を評価する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

剥離モデルマウスの作成、実験手技の安定に想定以上の時間がかかったため。

今後の研究の推進方策

計画どおり、RDモデルマウスへAPC硝子体注射を行い、網膜細胞死抑制が得られるかを検証するとともに、作用メカニズムの解明と至適投与条件の確立を目指す。
APCの硝子体投与により細胞保護効果が得られたRDモデル動物において、各種網膜細胞と血管構成細胞のうちどの細胞が保護されたのかを検討する。

次年度使用額が生じた理由

研究進行の遅延のため、予定していた一部実験が今年度実施できなかった。
前年度に行えなかった実験の経費に繰り越し金を充てる予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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