研究課題/領域番号 |
20K18398
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
石田 雄一郎 愛知医科大学, 医学部, 助教 (00763905)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 活性化プロテインC / 網膜細胞死抑制 / 網膜剥離 |
研究実績の概要 |
我々は、凝固調節因子である活性化プロテインC(APC)が虚血に伴う網膜細胞死を抑制することを実験的に証明した。APCの細胞保護作用を利用して、網膜剥離(RD)モデル動物における①網膜細胞死抑制を実験的に検証するとともに、②作用メカニズムの解明と③至適投与条件の確立を目指す。今年度はRD動物モデル作成に広く用いられているヒアルロン酸ナトリウムの網膜下注射により、RDモデルマウスを作成した。モデルマウスの確立に時間を要し、その間に他の網膜細胞死を招く疾患モデルマウスを用いてAPCの硝子体内投与を行い、細胞死が抑制される可能性が示唆された。現在は安定してRDモデルマウスを作成することが可能になってきているため、RDモデルマウスを作成し、APCの硝子体投与による細胞保護効果を評価していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
効果判定を検討する実験系を組み立てるのに時間がかかった事、研究に充てる時間を十分に確保することができなかったため、当初の研究計画と比べて遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き動物実験を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究進行の遅延のため、予定していた一部実験が今年度実施できなかった。 前年度に行えなかった実験の経費に繰り越し金を充てる予定である。
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