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2021 年度 研究成果報告書

加齢黄斑変性の重症度と動脈硬化の定量的評価

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18400
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

眞野 福太郎  近畿大学, 医学部, 助教 (10868087)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード加齢黄斑変性 / ドルーゼン / reticular pseudodrusen / 頚動脈エコー / 動脈硬化
研究成果の概要

本研究では加齢黄斑変性の早期進行に関連するとされるreticular pseudodrusen(RPD)に着目し、頚動脈エコーにおける内頚動脈の内膜中膜複合体肥厚度(Max-IMT)や血管の硬化度(血管抵抗指数)の評価を行う研究を行った。加齢黄斑変性の病型とMax-IMTに有意差を認めなかったが、RPDを認める群では有意に血管抵抗指数が高く、すなわち動脈硬化性変化が大きい結果であった。RPDは脂質に関連した変化よりむしろ、血管硬化・線維化に関連する病態である可能性が示唆された。

自由記述の分野

網膜硝子体

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では加齢黄斑変性の重症度、また特徴的な前駆病変のひとつであるRPDと、全身の動脈硬化の関係を定量的に明らかにした。RPDは血管硬化・線維化に関連しており、血圧の是正や食生活の改善、運動療法などを勧めることができるほか、眼科的な診断から心筋梗塞や脳梗塞などの血管病変の早期発見・早期治療にもつながる可能性があると考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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