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2021 年度 研究成果報告書

フコイダンによる脂肪幹細胞再生能促進を介した新規下肢虚血治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18412
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

森田 真紀  鳥取大学, 医学部附属病院, 医員 (60838407)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード血流不全 / フコイダン / 脂肪組織由来幹細胞 / モズク / アカモク
研究成果の概要

虚血肢の血流に対するモズクHMWFまたはアカモクHMWFの虚血前後処理の影響を調べるためにモズクHMWFの血管新生効果をアカモクHMWFと比較した。コントロール群、虚血前後のモズクHMWF処理群、虚血前後のアカモクHMWF処理群のLDBFを解析した。モズク群のLDBFは、コントロール群やアカモク群よりも高く、虚血肢の毛細血管密度に対するモズクHMWFおよびアカモクHMWFの虚血前後投与の効果としては28日目の虚血肢の筋の毛細血管を抗CD31抗体で免疫染色したもので比較検討しても同様の結果が得られた。これを虚血前後投与群と虚血後のみ投与群で比較検討すると虚血前後投与群で明らかな血流回復を認めた。

自由記述の分野

形成外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

加齢をはじめ,喫煙や糖尿病など生活習慣病をリスクファクターとするPADの治療法としては主に抗血小板薬などを用いた薬物療法,血管内治療,バイパス術などの手術療法が選択されているが、いずれも高侵襲であり治療が奏功しないケースも数多く存在する。元々効果が知られている再生医療の一つである脂肪組織由来幹細胞の使用や健康食品として知られるフコイダンを摂取することによって血流改善が得られることが証明できたことは、より低侵襲で血流不全の諸症状に対し対処できる方法が存在することが明らかとなったという意味で、非常に意義深い研究であったと考える。

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公開日: 2023-01-30  

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