現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始段階で最も懸念された事項は、評価項目の設定であった。先行研究者への相談、及び文献検索により、評価項目は以下のものとすることにした。①神経の病理組織学的評価(NF20, S100, 抗ヒトビメンチン抗体:光学顕微鏡40倍でランダムに10視野を測定する)、②電子顕微鏡(髄鞘化された軸索数, 軸索の直径, G ratio:1000倍でランダムに5視野測定する)、③神経支配領域の筋肉の評価(患側と健側の前脛骨筋・腓腹筋の湿重量比, 及びマッソントリクローム染色での病理組織学的評価:光学顕微鏡40倍でランダムに20の筋線維を計測する)、④筋電図(Terminal latency, Nerve Conduction Velocity, Compound Muscle Action Potential)、Toe Spread Test、Grid-walking test。なお各評価方法に対する手技も予備実験を通して確立しつつある。
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