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2022 年度 研究成果報告書

コラゲナーゼ表面処理を行った微細加工軟骨の性状が軟骨再生に及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18425
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

伊谷 善仁  近畿大学, 医学部, 講師 (70510973)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード軟骨再生 / 微細加工軟骨 / コラゲナーゼ処理
研究成果の概要

われわれは, 耳介軟骨を微細加工して軟骨細胞および細胞外基質を含む均一サイズのマイクロ軟骨を作製し, これを細胞供給源として新規軟骨再生技術の確立を試みてきた.この方法は細胞培養を経由しない方法として早期の臨床応用が可能になる利点があげられるが,再生軟骨組織が充分といえなかった.そこで今回,至適コラゲナーゼ表面処理時間および播種マイクロ軟骨の最適化を検討し,生体軟骨組織から臨床応用に必要な軟骨量を低侵襲で効率的に再生誘導しえる事が可能となった.

自由記述の分野

軟骨再生

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで軟骨の再生誘導では, まず軟骨細胞を体外で細胞培養して増殖させ, 次に足場材料に播種させ, 作成した細胞・足場の複合体を体内に自家移植する方法が主流であった. この方法では複数回の手術が必要となり, 細胞培養は不可欠であった. 本研究では,微細加工したマイクロ軟骨にコラゲナーゼ表面処理して細胞供給源とし, 足場材料およびサイトカイン徐放システムと組み合わせて移植する手法を提唱した. 至適コラゲナーゼ表面処理時間および播種マイクロ軟骨の最適化を検討した. この手法を導入することにより, 限られた生体軟骨組織から臨床応用に必要な軟骨量を低侵襲で効率的に再生誘導しえる可能性が示唆された.

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公開日: 2024-01-30  

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