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2022 年度 研究成果報告書

幹細胞産生因子を用い形成する脂肪移植至適環境の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18437
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

太田 智之  岡山大学, 大学病院, 助教 (90869140)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード脂肪幹細胞 / 培養上清 / 移植環境 / 幹細胞産生因子 / 皮下反復注射 / 基材移植 / IM法
研究成果の概要

我々は脂肪注入術における生着率を向上させるため、皮下インプラント留置後に脂肪移植をするInduced Membrane法に幹細胞が産生する細胞増殖因子・サイトカインの作用を付加した移植環境作成を試みた。結果、ペルナックGプラスに上清を含侵させた基材を脂肪注入前に移植した群では移植脂肪の残存率、組織学的結果ともに安定した結果が得られたが、他の環境群と明確な差を示すまでには至らなかった。

自由記述の分野

形成再建外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

乳房再建術における脂肪注入術は、他の術式より侵襲が小さく患者の負担は非常に少ない半面、一度の移植で生着可能な組織量が少なく複数回の手術が必要になることが欠点である。本邦では移植環境形成に関する報告は少なく、本研究は幹細胞が産生する細胞増殖因子やサイトカインを作用させ、脂肪生着・再生を促す移植環境を形成し、脂肪保持率を向上させた安全で確実な脂肪移植法を確立するものである。結果としてInduced Membrane法に幹細胞産生因子を付加した移植環境群と、コントロール群での明確な差を示すにはいたらなかったが、移植環境の解析を行うことにより脂肪生着・再生のメカニズム解明への足掛かりとなった。

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公開日: 2024-01-30  

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