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2022 年度 研究成果報告書

マルチイメージングによる線維芽細胞のコラーゲン線維合成・分解調節機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18469
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

平嶋 伸悟  久留米大学, 医学部, 講師 (70647784)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード歯根膜 / 電子顕微鏡 / FIB-SEM / 線維芽細胞 / 超微形態解析 / 3次元解析
研究成果の概要

歯根膜線維芽細胞のコラーゲン線維束の線維形成の方向性について、Picrosirius red染色とFIB-SEMを組み合わせたCLEMを用い、培養液にギャップ結合阻害薬を添加した実験群と添加していない対照群にわけ、Deep learningを駆使した解析を行った。実験群と対照群では形成された線維について、電子顕微鏡による連続切削画像を3次元再構築し定量的に解析することで、線維形成の方向性について形態学的に有意な差があることがわかった。これらにより歯根膜におけるコラーゲン線維束形成、とくにその線維の方向性決定に関しては歯根膜線維芽細胞間のギャップ結合が関連している可能性が考えられた。

自由記述の分野

口腔組織学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯根膜線維は局所で一定の方向性を持つ。しかしながら、その決定方法や線維の合成・分解の方法については明らかではない。当研究による結果は、歯根膜におけるコラーゲン線維束形成や方向性決定について、歯根膜線維芽細胞間のギャップ結合が関連している可能性を示しており、今後コラーゲン線維束の形成方法の解明や新規治療法の開発への基盤的知見となり得る。

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公開日: 2024-01-30  

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