Toll like receptor(以下TLR)7/8に作用するR848のがん骨浸潤への抑制作用について研究を行っている。がんは日本の疾患別死亡者数第一位であり、それは障害のある方の疾患率も例外ではない。がんの骨浸潤は激しい疼痛や病的骨折を引き起こし患者のQOLを著しく低下させるため、その効果的な治療法の確立が急がれる。免疫療法は自身の免疫細胞を利用するため、辛い副作用が少ないとされている。今回着目したTLR7/8は、イミダゾキノリン系化合物は治療薬として臨床応用されているR837の類縁体であるR848を用いてがん骨浸潤に対する効果を検討することを目的とした。
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