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2021 年度 実施状況報告書

Ebi3-/-マウスを用いた実験的歯周炎におけるIL-35の付着上皮への影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K18520
研究機関愛知学院大学

研究代表者

後藤 久嗣  愛知学院大学, 歯学部, 助教 (10783037)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードノックアウトマウス / IL-35 / Ebi3 / 歯周病
研究実績の概要

IL-35のサブユニットの1つであるEbi3の欠損マウス(Ebi3-/- マウス)に実験的歯周炎を惹起させ、歯周病病態の比較検討を行う。さらに、IL-35および Porphyromonas gingivalis Lipopolysaccharide(LPS)刺激した歯肉上皮細胞の細胞接着に関する半網羅的な遺伝子発現解析を行うことで、恒常的及び炎症下におけるIL-35の付着の喪失抑制機序を解明する。このような基礎的研究を基盤とし歯周病治療薬を開発することで、健康寿命を延伸するという超高齢社会のニーズに答えていきたいと考える。具体的には今年度までにEbi3-/-マウスと野生型マウスの上顎右側第二臼歯の歯頚部に5-0絹糸を結紮し実験的歯周炎惹起後に以下の研究を行なった。なお、上顎左側第二臼歯をコントロール側とした。①μCTにて歯槽骨吸収の検討:絹糸結紮7日後で屠殺し、μ-CT撮像を行い、3D画像での観察と残存骨量を計測・数値化。②歯肉の遺伝子解析:絹糸結紮3日後で屠殺し、歯肉上皮層を採取しtotalRNAを抽出後にIL-17、Del-1、CD14、CD11c、CD206、RANKL、OPG、MMP-2、MMP -9、MMP -13、TIMP-1 、TIMP-2(標的分子)の遺伝子発現をqPCRにて解析。③組織学的検討:絹糸結紮5日後で屠殺し、上顎骨を採取し、連続切片を作成後にHE染色と標的分子の免疫染色を行った。
以上の結果よりIL-35の生体防御に関与するメカニズムについて考察を進め、現在論文を作成している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度までに結果をまとめ、来年度に論文を作成する計画であったため。

今後の研究の推進方策

論文作成をメインに行う。
それに伴い、随時必要であれば追加実験を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

来年度の論文作成に伴い、追加研究が必要となる可能性を見越し、来年度へ使用する額を延期した。

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公開日: 2022-12-28  

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