研究課題
若手研究
本研究では、糖尿病モデル動物の高血糖や血糖コントロールが歯肉の創傷治癒の改善、歯周組織再生療法の治癒に関与していることを示した。また歯周組織再生療法の初期の治癒段階において酸化ストレスの関与を示した。この研究成果は、10度歯周炎をもつ糖尿病患者へより予知性の高い歯周組織再生療法への確立に貢献できると考える。
歯周病
糖尿病患者は歯周炎が進行しやすいことから、重度歯周炎により歯が失われるリスクが大きい。しかしながら糖尿病患者への歯周組織再生療法は学術的に確立していない部分もあり、本研究の成果により治療法が確立されることは学術的に意義があると考える。また歯科臨床において糖尿病患者に対する歯周炎の治療として歯周組織再生療法の有効性を示すことは社会的に意義が大きいと考える。