歯髄内のTypeH血管は存在するが、その血管量は経年的に減少していくことが明らかとなった。またTypeH血管と硬組織形成との関連性について検討した。野生型のC57BL/6Jマウス(4w・8w・12w)にカルセインラベリングし新生硬組織を標識したうえで、抗Endomucin抗体による蛍光免疫染色を行った。その結果歯髄・象牙質ではカルセインラベリングされた新生硬組織直下にEndomucin陽性血管を多く認めた。これよりEndomucin血管は歯髄内の硬組織新生に寄与することが示唆された。現在この結果を踏まえて論文を執筆中であり、英論文雑誌に投稿予定である。
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