今後の研究の推進方策 |
インプラント表面を異なる濃度の水酸化ストロンチウム(0.1mM, )を使用する。寒天培地を使用し、拡散試験を行う。使用する細菌としてはEscherichia coli,Staphylococcus epidermidis, Streptococcus mitis, Aggregatibacter actinomycetemcomitans, Porphyromonas gingivalisの5種を予定している。濃度の違いによる阻害率の違いおよびバイオフィルム生存率をモニタリングし、Srの抗菌効果と最適な濃度を調べる。 次に、Ti表面をSrでコーティングしたTi-Srプレートを用いて行う。対照群はTiプレートのみとする。プレート表面の経時的なバイオフィルム増殖率の違いを調べる。上記と同様に、Ti-SrプレートとTiプレートを用いる。細胞混濁液に浸漬させ細胞培養を行い、細胞増殖数の変化・細胞分化マーカーの発現を調べる。培養細胞上清中の分化マーカーとして、Osteonectin、Osteopontin、Osteocalcin、Type1 Collagen、ALP活性をELISA法にて測定する。また使用する細胞としては、株化細胞としてMC3TC-E1細胞、初代培養細胞としてイヌ骨膜由来細胞を用いる。 またキトサンブラシの臨床試験にむけてのデータ解析を行う
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