簡便なMPCポリマーコーティングを開発するため,光照射の波長と出力の調査を行った.従来の光反応型MPCポリマーのプラーク形成抑制効果をベースに,光波長と光照射強度を調整した照射器を用いて光反応型MPCポリマーのプラーク形成抑制能を調査した.その結果,従来の照射器を用いた場合と比較し,光波長を調整した照射器では同時間の反応では反応率が60%程度に低下し,同程度の反応率を得るためには3倍の時間がかかることが実証された.一方プラーク形成抑制能は,光波長を調整した照射器を用いた光反応型MPCポリマーコーティングでも一定状の抑制効果を保っていることが実証された.
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