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2022 年度 研究成果報告書

超高齢社会のための汚れない義歯開発へ向けたMPCコーティング

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18566
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

福西 美弥  昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (30783287)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードMPCポリマー / UV
研究成果の概要

簡便なMPCポリマーコーティングを開発するため,光照射の波長と出力の調査を行った.従来の光反応型MPCポリマーのプラーク形成抑制効果をベースに,光波長と光照射強度を調整した照射器を用いて光反応型MPCポリマーのプラーク形成抑制能を調査した.その結果,従来の照射器を用いた場合と比較し,光波長を調整した照射器では同時間の反応では反応率が60%程度に低下し,同程度の反応率を得るためには3倍の時間がかかることが実証された.一方プラーク形成抑制能は,光波長を調整した照射器を用いた光反応型MPCポリマーコーティングでも一定状の抑制効果を保っていることが実証された.

自由記述の分野

バイオマテリアル

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により,従来の煩雑な操作が必要であるMPCコーティングをより簡便で手軽な操作により同程度のコーティングが行えることが示唆された.従来チェアサイドではMPCコーティングは操作的に困難であると思われていたが,より小型化された装置と新しく合成されたポリマーを使用することで,チェアサイドでも手軽にコーティング操作が行えるようになった.
このことから,高齢者や要介護者などの義歯の衛生状態が不良になりやすい患者さんに対し,MPCコーティングを行うことで簡便に義歯を汚れない状態で保存させることができる可能性がある.

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公開日: 2024-01-30  

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