インプラント周囲炎の治療法について現在まで様々な報告されているものの、未だ確立 されておらずインプラントの長期的成功を達成する上での大きな課題となっている。そこで本研究により、骨再生に最適なインプラント表面処理、複数の成長因 子ならびに間葉系幹細胞mesenchymal stem cell (MSC)移植を同時に用いる革新的なインプラント周囲炎治療法を樹立を目指した。 現在まである炎症性サイトカイン添加によってMSCの骨芽細胞分化能が抑制されることを明らかとした。またVEGFならびにPDGFとTGF-βの協調作用については解析、その作用機序について明らかとしたものの、インプラント周囲炎を模倣した環境へ設定するためのチタンディスクの調整、準備に難儀している。
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