• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

骨髄由来マクロファージの分化転換阻害を基軸とした薬剤関連顎骨壊死の病因解明研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K18607
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

早野 博紀  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (20866644)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードマクロファージ / MRONJ / BRONJ / DRONJ / リンパ管 / 血管
研究成果の概要

ビスホスホネート(BP)製剤と抗RANKL抗体製剤(Dmab)は,骨粗鬆症や悪性腫瘍の骨関連事象抑制に効果を示す薬剤だが,BP製剤やDmab使用患者の一部に薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)(それぞれBRONJとDRONJ)が,また近年では血管新生抑制薬による顎骨壊死の発症も報告され,臨床現場は大きく混乱している.本研究目的は,マクロファージを起点としたMRONJの病態解析と病態形成機構解明を行うことにある.本研究から,MRONJの病態形成には,MRONJ成立前からマクロファージの分布変化とリンパ管新生が大きく阻害されていることが明らかとなった.

自由記述の分野

補綴系歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,現在でも世界中で問題となっている骨吸収抑制薬(ビスホスホネート製剤とデノスマブ)の副作用のひとつである薬剤関連顎骨壊死に関して,その原因を基礎的な観点から細胞レベルで突き止めるための基礎研究である.本研究では,現在までよく分かっていなかった薬剤関連顎骨壊死に対して,免疫細胞であるマクロファージとリンパ管形成が関わる可能性を証明でき,大きな学術的意義と国民に向けた社会的意義があったと思われる.

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi