研究課題
若手研究
研究全体として新型コロナウイルスの影響により,患者のリクルート等を含めて当初の計画よりも進行が滞った. その一方で当初の目的でもある,部分床義歯製作のフルデジタルワークフロー確立について,口腔内スキャナーを用いた顎堤粘膜のスキャン方法について一定の結果が得られた.現在論文執筆が完了し,投稿準備中である.
歯科補綴学分野
我が国では急速な高齢化に伴い,補綴治療の需要が増加すると予想されており,可撤性部分床義歯が欠損歯を補う治療選択肢として広く提供され続けている.口腔内スキャナー用いて顎堤粘膜スキャンも行い, CAD/CAM技術を駆使し,今までどの研究機関もなし得ていない可撤性部分床義歯分野における,臨床・技工操作のすべての製作ワークフローをデジタル化することを研究当初の目的であった.結果,従来法での印象採得と同等の結果を得ることができた為,現在論文を執筆中である.