研究課題
若手研究
本研究では、自立した生活を送っている高齢者を対象として、口腔因子と高次脳機能ならびにその機能領域別の影響について、明らかにすることを目的とした。咬合力は、実行、記憶、注意に、 咀嚼機能は、記憶に、舌圧は、注意、言語に、RSSTは、実行、注意に、舌口唇運動機能は、すべての認知機能領域に有意な関連を認めた。本研究の結果より、口腔機能によって、関連する認知機能領域が異なる可能性が示された。
高齢者歯科
本研究の結果、口腔機能によって、関わる高次脳機能が異なることが示唆された。この結果は、口腔因子がどの認知症に関連するかを知る手掛かりになり、医療関係者のみならず、日本国民へと広く影響を及ぼすことができると考えられる。