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2023 年度 研究成果報告書

内因性カンナビノイド機構の中枢性制御に着目した神経障害性疼痛の新規治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18688
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

上村 藍太郎  新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (00804535)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード内因性カンナビノイド
研究成果の概要

眼窩下神経部分切断群の切断側では切断後3日から行動実験において痛覚過敏が生じていることが示された。免疫組織学的解析から、三叉神経脊髄路核(Vc)におけるMAGL陽性神経細胞が有意に増加すると同時に、ミクログリアが増加していることが観察された。また神経部分切断群にJZL184を投与することで濃度依存的に鎮痛作用が得られた。免疫組織学的解析から、JZL184の投与によりMAGL陽性神経細胞は有意に減少した。
本研究成果は、Heliyon 8(8) e10034-e10034, 2022.で報告した。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、臨床応用されている神経障害性疼痛治療薬は副作用が報告されており、新規の疼痛治療薬の開発が急務とされている。本研究成果は、神経伝達物質の放出の低下に関わる内因性カンナビノイド(2-Arachidonoyl Glycerol : 2-AG)をターゲットとした薬剤が口腔顔面領域の神経障害性疼痛治療につながる可能性を示した。

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公開日: 2025-01-30  

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