5つの頭蓋骨模型上で開口位と閉口位のスプリントを製作した。頭蓋骨模型にスプリントをセットし、CT撮像を行なった。CTのDICOMデータを用いて、精度評価マーカーとレジストレーションマーカーの登録を行った(プランニング)。プランニングデータをナビゲーションシステムに転送し、下顎のナビゲーション精度を評価した。開口位および閉口位スプリントにおける誤差(TREs)は、それぞれ0.76±0.35mmおよび0.75±0.26mmであった。手術側と非手術側のTREsはそれぞれ0.69±0.22mmと0.87±0.28mmであった。スプリントを用いた下顎ナビゲーションは、手術側において高い精度を有した。
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