Applying the anti-inflammatory phenotypes of macrophages to reverse salivary gland inflammation in mice with abnormal phosphatase SHP2 expression

2021 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20K18728
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分57060:外科系歯学関連
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: モンテネグロ・ラウダレス ホルヘ・ルイス 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (10866990)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: Sjogren's syndrome / Salivary glands / Chronic inflammation

研究成果の概要

シェーグレン症候群（SS）は唾液腺に影響を及ぼし、腺の萎縮と口渇を引き起こします。 SSの治療法がないため、現在多くの細胞治療法が開発されていますが、細胞源の制限や侵襲的処置などの制限があります。 我々の結果は、これらの細胞（m2マクロファージ）が炎症性遺伝子発現を減少させることを示し、唾液腺炎症に効果的であることを示唆しています。 これらの細胞の取得は他の治療法に比べて簡単であるため、臨床研究に応用できる可能性があります。

自由記述の分野

組織工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これらの結果は、m2マクロファージが唾液腺の炎症を抑制するのに効果的であり、唾液腺組織の破壊を減らし、萎縮と口渇を防ぐことができることを示唆しています。 口渇は、嚥下困難、虫歯、口腔粘膜の炎症など、多くの口腔合併症を引き起こします。したがって、この治療法は、シェーグレン症候群の患者の生活の質を大幅に改善することができます。 将来的には、この治療法は唾液腺の変化以外の他の炎症性疾患にも適用される可能性があります。