研究課題
近年、VDと骨に対する研究において、破骨細胞を骨に近づけないようにすることで、骨吸収を抑制していると報告された。VDの生理学的作用は、多岐にわたるが、我々は、炎症性の骨破壊疾患に着目した。申請者らは、ビスホスホネート(ゾレンドロネート500ug/kg/week)を投与したマウスに抜歯を行い、顎骨壊死モデルを作製した。ゾレンドロネートを投与する1週間前にVD3もしくはED71を投与すると、骨壊死を抑制することをin vivoおよびin vitro(破骨細胞培養)において確認できている。
3: やや遅れている
in vivoおよびin vitroの実験において、当初予定していた通り、VD3およびED71で骨壊死を抑制することを確認できている。2021年度は、産休・育休により一時研究が中断となり、2022年4月に復帰し、当初の計画からは、やや遅れている。
今後、VD3およびED71がどの経路で骨壊死を抑制しているのか、分子学的に解析予定である。
産休・育休を取得したため次年度への使用額が生じた。2022年4月に復職し、研究を再開予定である。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Scientific Reports
巻: - ページ: -
10.1038/s41598-021-03966-6