骨SPECT/CTの定量値とARONJの病期との間の関連性について検討する目的に、定量解析ソフトウェアGI-BONE®を用いてARONJのステージと各定量値について比較を行った。その結果としてARONJのステージと体積の概念をもつ定量値MBVとの有意な関連性を認めた。その結果について“Quantitative evaluation of anti-resorptive agent-related osteonecrosis of the jaw using bone single photon emission computed tomography in clinical settings: relationship between clinical stage and imaging”において論文報告を行った。 その中で集積強度の概念をもつ定量値SUVについて有意差は認めないものの、ステージの上昇に伴い定量値が上昇する傾向がみられた。 続いてARONJの切除検体の病理切片について病理組織学的な評価を行った。定量解析ソフトウェアRAVAT®を用いて骨SPECT/CT上においてそれに対応する部位のSUV値を測定した。21病変から得られた81検体を評価した。結果については検討した病理組織学的所見とSUV 値の間の有意な関連性を認めず、ネガティブデータではあったが、“Histopathological Findings Affect Quantitative Values of SPECT in Patients with Antiresorptive Agent-related Osteonecrosis of the Jaws”として現在投稿中である。
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