研究課題
若手研究
厚さ800μmのラット延髄スライス標本を用いて、中枢神経系での嚥下活動形成中枢の解析を行うことが可能であることを示した。また、この延髄スライス標本を用いて、嚥下活動のパターン形成におけるnon-NMDA受容体およびNMDA受容体の役割について検討するため薬剤投与実験を行い、NMDA受容体が嚥下活動形成のために主要な働きを持つことが明らかとなった。
電気生理学
嚥下活動を発現しうる延髄スライス標本の作成に成功した。この標本の作成に成功したのは本研究が世界で初であり、今後この実験方法を用いたさまざまな中枢神経系のネットワーク解析が進むことが期待できる。