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2023 年度 研究成果報告書

新規プライマーセットを用いた高感度性別判定法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18803
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

藤本 佳那  山梨大学, 医学部附属病院, 医員 (30866489)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードAmelogenin / DNA / Exons
研究成果の概要

本研究では男女差以外には多型性がほとんどないExon 1領域に着目して、性別判定用プライマーセットを開発し、法医DNA鑑定に用いられているGlobalFiler Amplification Kitと比較検討を行った。
結果、性別判定を安定して行う為に必要なDNA量は、プライマーセットおよびGlobalFiler共に25 pgと、感度の面では同等であった。そこで、高度に断片化した古人骨試料を用いて両者を比較したところ、増幅産物の鎖長が短い本研究の方法はGFに比べ優位性が認められた。本法は高度変性試料についても適用可能、かつ手技が簡便で迅速、安価であり、法医科学及び自然人類学に貢献できる。

自由記述の分野

Sex determination

研究成果の学術的意義や社会的意義

身元不詳遺体の性別判定は、個人識別上重要な鑑定事項である。特に、DNA解析による性別判定は、形態人類学的特徴を利用できない試料にも適用でき、有用性が高い。法医DNA鑑定で取り扱う試料は環境要因や微生物の影響をうけ容易に分解されるため、高度に変性した微量な試料から正確に判定を行うことが求められている。
本法は高度変性試料についても適用可能、かつ手技が簡便で迅速、安価であり、法医科学及び自然人類学に貢献できると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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