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2021 年度 実施状況報告書

開発途上国における地域レベルでの精神保健の質を評価する指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K18878
研究機関岐阜大学

研究代表者

西尾 彰泰  岐阜大学, 保健管理センター, 教授 (90402172)

研究期間 (年度) 2021-03-01 – 2024-03-31
キーワード国際精神保健 / 精神保健 / メンタルヘルス / 発展途上国 / 開発途上国 / カンボジア
研究実績の概要

2021年度も新型コロナウイルスの蔓延により、研究を実施する目的国への渡航がかなわなかったため、大きな進捗は得られなかった。そのため、コロナ禍でもできる範囲の研究にスケールダウンし、本年度はカンボジアにおける精神障害者における困難に関するインタビュー調査のみを実施した。統合失調症患者と気分障害グループについて、男女、それぞれ3年代のグループを設定し、計12グループ、120人に対してオープン・クエスチョンの半構造化面談を行った。そのインタビューデータを年度末にカンボジアのカウンターパートより得たのが、本年度の実績である。インタビューデータの入力に多少ミスがあったので、2022年度の序盤は再インタビューの実施を依頼しているところである。もう一つの対象国であるガンビアでの進捗は無く、もう一つの柱である両国での統合失調症患者のカルテ調査は、研究者が海外渡航できなかったため、まったく進捗していない。また、本研究の先行研究において得た未分析のデータを分析して、論文「Mental health literacy survey among Cambodia’s urban and rural populations: Results from a vignette-based population survey」を執筆・投稿した。2022年3月にアクセプトされ、4月にPLOS ONE誌に掲載された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスの蔓延により、研究を実際に行う国への渡航がかなわないため。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルスの状況に左右されるが、このままの状況が続くようならば、研究自体をコンパクトなものへと変更する必要がある。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの蔓延により、現地への渡航がかなわなかったため、カウンターパートへの委託で実施できる調査しか行うことができなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Mental health literacy survey among Cambodia’s urban and rural populations: Results from a vignette-based population survey2022

    • 著者名/発表者名
      Nishio Akihiro、Marutani Toshiyuki
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 17 ページ: 1-11

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0265120

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2022-12-28  

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