研究課題/領域番号 |
20K18879
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
尾関 佳代子 浜松医科大学, 医学部, 特任研究員 (70780625)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 薬局 / 防災 / 新型コロナウイルス / オンライン服薬指導 |
研究実績の概要 |
薬局は地域に密着し、処方箋薬の調剤や市販薬の販売等、重要な役割を担っている。近年ではかかりつけ薬局を持つことの重要性が地域住民にも認知されつつある。さらに、薬局は大規模災害により地域が被災した場合、被災者に必要な医薬品を供給し、彼らの命を守る重要な責任を担っている。また、災害発生時に地域に供給可能な資源を保有する存在でもあり、被災地域に一定の役割を果たし得ることは想像に難くない。本研究では薬を服用している被災者に災害後も継続して、必要な薬を提供するために重要な役割を果たすと考えられる薬局に焦点を当て、どのようにすれば、災害に強く、薬を必要とする地域住民に薬を供給し、その健康や命を守ることができるのかを明らかにすることを目的としている。 現在までの進捗状況として、各都道府県から無作為に50薬局ずつ抽出し、2350薬局を対象として「防災対策における薬局の状況等に関する調査」として自記式アンケートを郵送し、管理薬剤師等に記入を依頼、931店舗より、回答があり、その結果の解析を行っている。 また全国薬剤師会にも「防災に関連する事項」に関して調査を依頼し47薬剤師会の内39薬剤師会より回答があり、その結果の解析を行っている。 一連の流れの中で、昨年度は新型コロナウイルス感染症の流行も災害の一つとしてとらえ、コロナ禍における薬局の対応や、オンライン服薬指導等遠隔医療の利活用に関する結果を解析し、論文発表及び学会発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス流行により、インタビュー活動等が難しかったため。
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今後の研究の推進方策 |
社会情勢をみながら、対面のインタビュー調査も進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で対面での研究がうまく進まなかったため。
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