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2020 年度 実施状況報告書

救急救命士による病院前ブドウ糖投与の現状記述と時系列/横断的分析による制度評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K18886
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

橋本 克彦  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20836647)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード救急救命士特定行為 / 病院前診療 / 低血糖性意識障害
研究実績の概要

本研究の目的は、2020年3月までに1)福島県内と2)全都道府県で施行されたブドウ糖投与に関する特定行為を記述することで制度施行後の現状を把握し、さらに時系列分析・横断的分析を行うことで導入後の効果を測定し、さらなる制度改善に役立てることである。
現状、1)の研究で福島県郡山市でのデータの収集、クリーニング、解析を行い、記述研究として論文を作成中である。まずは、特定行為の実施状況や合併症などの記述を詳細に報告する方針とした。特に、特定行為施行における血管穿刺部位やブドウ糖投与の詳細、合併症、施行状況の経時的変化など未報告の事項について、制度改善に寄与できるよう記述を行う予定としている。また、福島県の全消防へ研究への協力とデータの抽出を依頼し、それら悉皆性が高いデータを用いて、施行前後の時系列分析を行うためのデータ収集とクリーニングを本年度前半で行っていく。年度の後半ではは、それらのデータを用いて地域横断的、時系列分析などを行って行く予定。
2)全都道府県で施行されたブドウ糖投与に関する特定行為についてのデータを収集し、横断的な分析を行う計画を立てていたが、新型コロナウイルスの影響により各都道府県の消防への連絡や訪問などが困難な状況が続いている。救急隊やその消防組織への負担が非常に高い現状では、都道府県全てにおけるデータ収集を1年の短期間で行うことは現実的ではなく、1)の福島県でのデータ収集と質の高い解析に重点的に取り組む方針とした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスの影響で各消防への訪問や連絡が難しい状況(研究協力、依頼の優先度が低い状況)となっているため。

今後の研究の推進方策

全国的なデータ収集は困難と判断し、福島県全体の悉皆性が高いデータの収集と、横断・縦断的な解析を行う。また、エフォートを割けるよう研究のための時間確保を職場と調整していく。

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた各消防署への訪問やデータクリーニングのための人件費を必要としなかったため。

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公開日: 2021-12-27  

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