研究課題/領域番号 |
20K18887
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研究機関 | 社会福祉法人恩賜財団済生会(済生会保健・医療・福祉総合研究所研究部門) |
研究代表者 |
鳥本 いづみ 社会福祉法人恩賜財団済生会(済生会保健・医療・福祉総合研究所研究部門), 済生会保健・医療・福祉総合研究所研究部門, 客員研究員 (30757464)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | PSIF / 医療安全 / 偶発的所見 / 人工知能プログラム |
研究実績の概要 |
2022年度(令和4年度)は、前年度に収集したデータを疫学的解析をするとともに、説明変数(要素)の特定を文献考察を基調として実施した。 本年度においても、偶発的所見に関する文献および報告が増加したため、本年度内に特定することは困難であったが、偶発的所見の予測を可能ならしめる人工知能プログラム(ニューラルネットワーク)の実装に関する大まかな設計図の作成ができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は、第一研究(研究期間 2019年4月‐2021年3月を予定)期間に収集したデータをベースとして「主疾患に対しどのようなPSIFの傾向がみられるかを明らかにするためにパラメトリック解析を行う。」疫学的解析を完了させ、解析データを基にニューラルネットワーク(人工知能の作成)を試みた。 研究事業開始当時と比較して偶発的所見に関する文献報告が増加しており、疫学的解析に必要な要素の特定がより高精度なものとなっているため、説明変数と応答変数の設定に苦心している。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の最終年度として、最終的な人工知能プログラムの実装と公開(ホームページ)と、学会発表または学術論文による報告を目標にする。
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次年度使用額が生じた理由 |
前年度に予定していた人工知能実装に係る研究補助員の人件費がかからなかったことと、学会発表ができなかったため、旅費等をそのまま繰り越すこととなった。
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